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お口ぽかーんと開いてませんか?
2020年1月31日(金)
皆さんは、
ポカン口(ポカンぐち)
という言葉を聞いたことがありますか?
読んで字のごとく、
お口がポカンと開いた状態のことです。
何かを食べたり、飲んだりしていない時は、
口(唇)は閉じているのが正解です。
(※実はこの時に、
歯と歯は接触させてはいけないのですが、
それはまた別の機会にお話ししますね)
お子さんが、
遊んでいる時、
テレビをみている時、
本を読んでいる時に、
唇が閉じているか
何気なーく、こっそりと確認してみてください。
もし閉じていないことが多ければ、
ポカン口です。
無意識に、
口を開けるのが癖になっているのです。
子供さんたちのお口を
毎日拝見していますが、
最近の子供たちに、
ポカン口が多い気がします。
食習慣の変化や
テレビやスマホ、ゲームなど
昔にはなかったライフスタイルの変化の影響なのか、
理由はわかりませんが、
とても多いという実感があります。
鼻づまりなど、鼻で息ができない状態でなければ、
早めに唇を閉じて鼻で息をするように
指導してあげてください。
一度なってしまうと、
やめることがとても難しいのが癖です。
猫背も同じですね、
一度猫背になってしまうと
なかなか姿勢をよくするのが難しいですよね。
では、
なぜポカン口は良くないのでしょうか?
実は、
ポカン口になってしまうと、
困ることが沢山あります。
まず、ポカン口によって
口で呼吸してしまっている可能性が高いです。
口呼吸は空気中の雑菌やウイルスが100パーセント、
そのまま体内に入り込んでしまうため、
鼻呼吸に比べ、
風邪をひきやすい、
熱が出やすいと報告されています。
一方の鼻呼吸は、
鼻の加湿機能や鼻毛などのフィルター機能によって、
雑菌やウイルスを約70パーセントも減らしてしてくれます。
それだけでなく、
口呼吸は口の中が乾燥するので、
口の中の細菌が繁殖しやすく
口臭や虫歯になりやすくなってしまいます。
思い出してみてください。
お子さんが鼻風邪をひいた時、
息が臭いと感じたことがありますよね?
また、
口呼吸は鼻呼吸に比べ、
脳へ酸素が送り込まれる量が少ないため、
集中力も低下するとも報告されています。
さらに、
唇を開けていると、
舌の力で前歯がどんどん外側に押されて、
前歯が出っ歯になってしまいます。
出っ歯になってしまうと、
余計に唇が閉じにくくなり、
成長にともない、
どんどん出っ歯になってしまいます。
つまり、
口を開ける→
出っ歯になる→
唇が更に閉じにくくなる→
更に出っ歯になる。
という悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環を避けるため、
当院では、
お子様の受診時に、
口呼吸が疑われる場合は保護者の方に
必ずその旨をお伝えしています。
場合によっては、
耳鼻科での診察をお願いしています。
また、
口呼吸にならないようにするための指導も積極的に行っています。
口呼吸を鼻呼吸にするためのトレーニングや、
授乳・離乳食の与え方の指導なども行っています。
日頃、授乳・離乳食の与え方を指導していて感じますが、
ほとんどのお母さんたちが
自己流で、なんとなく行っている方が多い印象です。
お話を伺ってみると、
妊娠中も出産後、育児中も
誰かに教えてもらう機会がないことを知りました。
このような経緯から、
当院では妊婦さん、乳幼児の保護者の方に
授乳指導・離乳食の与え方を積極的に指導させていただいております。
気になる方は、ぜひご来院ください。
その子が、もって生まれたもの以上に
歯並びが悪くならないために、
ご家庭でできることは沢山あります。
未来あるお子様に、
丈夫で健康な永久歯列をプレゼントしましょう!
食べてすぐに歯磨きをしてはいけない?
2019年12月23日(月)
食べてすぐに歯磨きをしてはいけない。
と聞いたことがあるのですが、本当ですか?
子育て中のお父さん・お母さんから、
よく質問していただきます。
結論から言います。
お子さんが晩御飯を食べた後、
すぐに磨いてもらっても、
大丈夫です。
食べてすぐに歯磨きをしてはいけない
という情報は、
どこから広まったかご存知ですか?
実は、
この考え方が世間に大きく広まったのは、
人気テレビ番組「ためしてガッテン」
のテーマに取り上げられたからです。
その放送のテーマは、
高齢者の知覚過敏予防でした。
そうです。
ターゲットはあくまで
この番組の主な視聴者である年配の方々でした。
簡単に言うと、
年配の方で歯ぐき(歯肉)が下がっている人は
食後すぐに歯磨きすると、
歯の根元(歯根)が削れて知覚過敏になりやすいですよ。
という内容でした。
しかし、
この番組を見ていた多くの視聴者にとって
「食後すぐに歯磨してはいけない」
という内容のインパクトが強すぎて、
大切な「対象となる人たち」の情報が抜けてしまい、
食べてすぐに歯磨きしてはいけない
という部分だけが一人歩きしてしまったようです。
その結果、
子どもたちも、
食後すぐに歯磨きしてはいけないような
間違った考えが広まってしまいました。
歯は歯ぐき(歯肉)から出て、口の中で見えている頭の部分(歯冠)と、
歯肉と骨の中に埋まっている根っこの部分(歯根)に分かれています。
頭の部分(歯冠)は人体で最も硬いエナメル質という歯の鎧に守られています。
熱々のラーメンや冷たいアイスクリーム、酸っぱい果物を食べたり飲んだりすると、その温度や酸といった様々な刺激が歯に加わります。
歯の中の神経(歯髄)は、歯に対する刺激のすべてを「痛い」として認識するようにできています。通常は、歯の神経まで刺激が届かないように、エナメル質という硬い鎧が守ってくれているので、痛むことなく食事を楽しむことができているのです。
しかし、本来なら歯ぐきに守られているはずの根っこの部分(歯根)にはエナメル質はなく、セメント質と呼ばれる非常に柔らかい部分しかありません。
だから、
歯周病や加齢など様々な原因によって
歯を支える大切な骨や歯肉が下がり、
歯根の一部が歯肉から露出している人は
柔らかい部分がむき出しになり、刺激に弱い状態になります。
では、なぜ歯根が露出しても
冷たいものや温かいものが、
しみる場合と、そうでない場合があるのでしょうか?
それは、唾液という分泌液のおかげなのです。
唾液は1日に1〜1、5リットルも分泌され、
私たちの気がつかないところで、
様々な活躍をしてくれています。
その中のひとつによって、
私たちの口の中は、
一日中ほぼ中性に保たれています。
食べたり飲んだりすると口の中は、
その度に酸性になります。
当然、あらゆるものを溶かす酸ですから
口の中が酸性になると、
歯の成分は溶け始めます。
これを唾液のチカラによって
約40分程度かけて、
ゆっくりと口の中を中性に戻します。
食後、お口の中が酸性に傾いている間は
歯が溶けやすいので、
この状態で一生懸命、歯を磨いてしまうと、
歯根が削れてしまうのです。
その結果、刺激が神経まで伝わりやすくなり、
歯がシミやすくなってしまうのです(知覚過敏)。
だから、食後はしばらく待って、
唾液のチカラで
お口の中が中性に戻ってから歯磨きしましょう。
というのが、
このメッセージの本当です。
子どもの歯磨きは、ただでさえ大変です。
晩御飯の後、
40分も待っている間に、
眠くなってしまったら
もう大変です!
だから、
眠くなる前に、
遊び出す前に、
ささっと磨いてあげてください。
仕上げ磨きは、
子育ての中でも大変なもののひとつですが、
とても大切なもののひとつでもあります。
毎日の仕上げ磨きと定期検診で
大切な未来あるお子さんたちに、
健康な歯をプレゼントしてあげましょう!
仕上げ磨きの時に気をつけて頂きたいこともあるのですが、
それはまた、別の機会にお話ししますね。
子どもが歯磨きを嫌がる理由はなんでしょう?
2019年11月18日(月)
晩御飯の後、私が
「歯磨きするよー!」
と、子どもたちに言うと、
「いや!」とか
「後で!」といった返事が必ず返ってきます。
たまに、すんなり歯磨きすると、
熱でもあるんじゃないかと驚いてしまうくらいです。
そのくらい、歯磨きは、
子どもにとって、嫌なものなのでしょうね。
一体どうしてでしょうか?
なぜ歯磨きをしないといけないのか、
という理由が、わからないからでしょうか?
でも、
歯磨きをしないといけないと、
わかっているはずの大人でも
歯磨きは面倒ですよね?
疲れたから。。。
とか、
酔っ払ってそのまま。。。
とか、
ご経験のある方も少なくないと思います。
かくいう私も、身に覚えがあります。
一回くらい磨かなくても、大丈夫だろう。。。
理由のわかっている大人にとっても、
歯磨きはそれくらい面倒なものです。
だから、
理由のわからない子どもにとっては、
もっと嫌ですよね。
ですから、
子どもが歯磨きを嫌がるという、
ご相談を受けたときには、
眠くなる前に、
遊び出す前に、
何かに集中する前に、
ササっと、
少々強引にでも磨いてしまうことをお勧めしています。
もちろん、最初はみんな嫌がりますし、
泣く子もいます。
2歳ぐらいまでは、
しっかり歯磨きすると泣きます。
でも、
毎日続けていると、必ず泣かなくなります。
泣いてもやめてもらえないと分かると、
子どもは諦めて、泣くのをやめます。
子どもは賢いですよ。
親と子の根比べです。
とはいえ、
お父さん、お母さんは毎日仕事や家事で忙しいですよね。
ときには、子どもの歯磨きどころではないかもしれません。
でも、時間にしてわずか3分ほどです。
かわいい子どもの将来のために、
親子のスキンシップやコミュニケーションとして、
どうか3分間、仕上げ磨きを毎晩してあげてください。
むし歯のない綺麗な歯並びは、
親から子にしてあげられる
最高のプレゼントです。
仕上げ磨きは、いつまでしたらいいですか?
という質問もよく受けます。
答えは、
子どもさんが成長して、
恥ずかしがって嫌がるまでは
できる限り長く続けてあげてください。
少なくとも、
永久歯がすべて生えそろうまで、
小学校の間は、
完全に子どもに任せてしまうのは危険です。
最後に、皆さんにお願いしたいことは、
歯医者を脅しに使わないでください。
ということです。
「歯磨きしないと歯医者で歯を抜かれるよ!」
「歯医者で歯を削られるよ!」
などです。
歯の治療は、恐いですが、
キチンと麻酔をすれば痛くありません。
乳歯の虫歯治療であれば、麻酔をしなくても、
神経の治療以外はほとんど痛みがありません。
でも、日頃から歯医者を脅しに使われていた子どもさんは、
初めから歯医者は「恐いところ」「痛いところ」と思い込み、
なかなか治療がスムーズにできないことがあります。
結果として、治療できるようになるまで時間がかかり、
痛みが出てから治療せざるを得なくなってしまいます。
歯医者は、
痛いところを治すところ、
もしくは、
痛くならないように定期的に通うところです。
痛いこと・恐いことをするところでは決してありません。
もし、歯磨きがどうしても難しいお子さんがいらっしゃいましたら、
ぜひ当院に連れてきてください。
かならず、上手に歯磨きできるように
根気よく丁寧に優しく練習します。
むし歯のない、綺麗な永久歯の歯並びを
一緒に目指しましょう!
年末年始休診のお知らせ
2019年10月28日(月)
12月28日(土)まで通常通り診療いたします。
12月29日(日)〜1月5日(日)まで休診とさせていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
臨時休診のお知らせ
2019年10月23日(水)
大阪府歯科医師会出務依頼のため、
11月5日(火)は午前11時までの診療とさせていただき、
午後は休診いたします。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
臨時休診のお知らせ
2019年10月21日(月)
大阪府歯科医師会出務依頼のため、
10月23日(水)は午前11時までの診療とさせていただき、
午後は休診いたします。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
夏期休診のお知らせ
2019年8月10日(土)
2019年8月12日(月)〜8月15日(木)まで
夏期休診とさせていただきます。
なお、8月16日(金)より通常通り診療を行います。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
臨時休診のお知らせ
2019年7月17日(水)
大阪府歯科医師会出務依頼のため、
7月23日(火)は午前11時までの診療とさせていただき、
午後は休診いたします。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
【ヤマニシ歯科・小児矯正歯科マスコットキャラクター名を大募集!!】
2019年6月27日(木)

ヤマニシ歯科・小児矯正歯科のマスコットキャラクターの名前を大募集します!
院内に投票箱を設置していますので、どしどしご応募ください!!
※投票期間8月10日迄
※結果はホームページと院内掲示で発表いたします。