ブログ
日本人は口が臭い?
2020年10月21日(水)
みなさん、こんにちは。
突然ですが、
歯と歯の間、しっかり磨けていますか??
ある研究結果によると、
歯ブラシだけでは、
どんなに一生懸命歯磨きしても、
歯と歯の間の汚れは、
なんと40%も残っているということです。
では、
歯と歯の間を磨くにはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
歯ブラシ以外の補助的な清掃道具を使用すればいいのです。
具体的には、
歯間ブラシとデンタルフロスです。
そうです、
爪楊枝ではありません。
爪楊枝は詰まっている食べカスが取れるだけで、
歯と歯の間の面はまったく磨けていません。
ところで、
「デンタルフロス」はご存知ですか?
患者さんとお話をしていると、
歯間ブラシと、デンタルフロス、糸ようじを
混同されている方がいらっしゃいます。
簡単に言うと、
デンタルフロスは、
糸ようじの糸だけのものです。
要するに細い糸です。
歯間ブラシは、
持ち手とブラシの部分からできていて
歯茎が下がってきて、
歯と歯の隙間が大きくなっている方が歯と歯の間を掃除するものです。
ですから、
歯茎が下がっていない人は歯間ブラシが通りません。
無理矢理すると歯肉を傷つけてしまうことがあるので、
歯科医院で一度指導を受けてから使用されることをお勧めします。
フロスは、赤ちゃんからでも使っていただいて問題ありません。
ちなみに、
日本人に対して行なった調査によると、
歯ブラシ以外に
歯間ブラシやデンタルフロスを使って
歯と歯の間のケアをしている人は、
男性で30.6%、女性で46.3%でした。
なんと、半数以上の日本人が
歯と歯の間の汚れがそのままになっていると言うことです。
これでは、
日本人は口が臭い。
と、外国の方から言われていても仕方ありませんね。
事実、
日本を訪れた多くの外国人が驚くことは、
日本人の口臭だといいます。
空港での入国審査のスタッフ、
タクシーの運転手、
公共機関で乗り合わせた人々。
なんと72%もの外国人が
「日本人の口臭が気になった経験がある」
と回答しています。
悲しいですね。
このため、当院では
定期検診や歯のクリーニングを希望して来院された患者さんには、
その方の「今」の状態に合った歯ブラシの仕方、
補助的な清掃道具の使用法についての指導に力を入れております。
当院は、
あくまで、治療は必要最低限に留め、
「予防と健康維持」
に重点をおいています。
最後に
定期検診についての興味深いデータを。
歯科医院で定期検診を受けている人の割合
スウェーデン90%、
日本2%
80歳で残っている歯の本数(平均)
スウェーデン25本、
日本7本
この大きな差が何によって生まれているか、、、
もうお分かりですね??